2016年1月29日金曜日

StaisyBitのPoS用オンラインウォレットサービス



PoS型のコインはウォレットにコインを入れて、起動させておくだけで利子がつき、増えていくのが魅力の一つです。
ですが、その反面ウォレットのアップデートなどの管理や、所有するコインの種類が増えると、PCのリソースがより多く必要になります。

StaisyBitの提供するPOS型コイン用のオンラインウォレットサービスを利用することで、ウォレットの管理や電気代、PCの騒音などから解放してくれます。


StaisyBitの特徴

提供するコインはStaisyBit側で決めるわけではなく、ユーザーからリクエストがあるたびに追加されていきます。
ただし、リリースしてから1か月以上経過していることと、ブロックエクスプローラーがあることが条件になっています。

セキュリティに関しては、2FAに対応してますので、とりあえずは大丈夫かと。

PoSの処理は一つのウォレットで行われ、各ユーザーの重みを計算して配分されるようです。
ちなみに、一つのウォレットという事はコインが混ぜ混ぜされてしまうわけですね。
これは……ちょっといいかも(笑)


StaisyBitの手数料

手数料は以下の通り。

入金手数料:0.25%
出金手数料:1%
コイン生成手数料:5%

利子の手数料が5%というのが微妙なところですね。
まぁ、手間暇考えたらそれほど高いわけではないかもしれませんが。


StaisyBitの問題点

サービスとしては非常に便利なのですが、利用にあたり大きな問題点があります。
所在地などを含めサービス提供者の詳細が全く不明……

bitcointalkで昨年の7月に、イタリアで立ち上げるようなことが書いてありますが、その後サイト上にチームを含め、会社の情報などが記載される気配が無いです。
https://bitcointalk.org/index.php?topic=1091402.msg11884023#msg11884023


ここが一番肝心なところ何ですけどねぇ。
会社の住所が書いてあっても平気で詐欺が起きる仮想通貨界隈において、情報提示なしとは単にアホなのか、最初からだます気なのか、はたまたこれがイタリアのノリなの?(笑)

いずれにせよ、サービスとしては面白いので、まっとうに商売をするつもりなら早めの情報開示を願いたいですね。


2016年1月27日水曜日

AzureのBaaSでビットコインのフルノードが構築可能になります




Bitpayのオープンソースプラットフォーム「Bitcore」によって、マイクロソフトのAzure上で容易にフルノードを走らせ、サービスの開発をすることができるようになります。

The Easiest Way to Run a Full Bitcoin Node: Bitcore Comes to the Microsoft Azure Cloud


今月初旬にマイクロソフトのブロックチェーンプラットフォームにBitpayが参加することが発表されました。
ビットコインの決済関連のBaaSが実装されるかと思っていましたが、フルノードが実装可能という思いのほか大きな内容になったようです。


Bitcoreの詳細についてはこちら。
https://bitcore.io/

bitcoindが組み込まれているようですが、これ、別のコインのcoindにしたりできないんですかね?
Azureでサクサクcoindが立ち上げられるようになったら面白いんですけどねぇ。


ちなみに、bitpayの記事読んでてきになったのですが、BaaSってBlockchain as a Serviceの略なんですね。
Backend as a Serviceとごっちゃになって紛らわしいんじゃぁぁぁぁぁ!!!

まぁ、どっちにせよ、似たようなもんかもしれませんが(笑)

2016年1月21日木曜日

R3が11の銀行とブロックチェーンのテストを実施




R3CEVがコンソーシアムのメンバー11行をと実施をしたテストが完了したと発表しました。

Major Banks Complete ‘Modest’ Blockchain Test


参加をしたメンバーは下記になります。

Barclays
BMO Financial Group
Credit Suisse
Commonwealth Bank of Australia
HSBC
Natixis,
Royal Bank of Scotland
TD Bank
UBS
UniCredit
Wells Fargo

三菱東京UFJ銀行もコンソーシアムに参加しているはずですが、テストには参加しなかったようですね。

テストにはMicrosoftのクラウドサービス、Azureによって提供されているEthereumプラットフォームが使用されました。

さて、なんだかんだで金融系の本命はR3になるとは思いますが、Azureがここで出てくるとは思いもしませんでした。
今回のテストだけの利用なのか、今後も利用が続くのか、そのあたりも注目ですね。
なんだかんだで、プライベートチェーンのインフラをMicrosoftがごっそり持っていったりなんて事もありそうですね。



2016年1月20日水曜日

ビットコインの送金が即座に完了。BitGoの新サービスに注目



ビットコインのセキュリティプラットフォーム大手のBitGoが新サービス、BitGo Instant提供を始めました。

通常、ビットコインの送金はブロックが生成され、確認が行われるのを待つことになりますので、取引完了まで最低でも数分待つことになります。
安全のために30分~数時間待たされることもしばしばあります。
BitGoの新しいサービスはこの待ち時間をなくし、取引実施後、すぐに送られてきたビットコインを使えるようにします。

BitGo Instantの仕組み

BitGo Instantのウォレットは3つのキーで構成されています。
ユーザー、Bitgo、サードパーティのキーリカバリーサービスがそれぞれ1つずつ保持します。

取引完了には2つのキーによるサインが必要で、通常はユーザーとBitGoの物がによって行われます。
BitGoが2重支払いに対してサインすることはありません。
残りのユーザーとサードパーティによって行われるケースですが、2重払いを防止するために、サードパーティがサインする際にはBitGoに事前通知が行われます。

BitGoがその取引に対して保証をする事で、取引を即座に認証する形になるわけです。

BitGo Instantパートナー企業

以下の企業がパートナーとしてBitGo Instantのサービスを利用します。

Bitstamp
CoinHako
Fold
Korbit
Kraken
SFOX
ShapeShift
Genesis
Unocoin

今後も増加の予定のようです。
個人的には、Coinbaseが加わってくれると嬉しいのですが……
いずれにせよ、送金速度が上がるのはビットコインの利用拡大を考えると非常に重要ですので、サービス利用が広がって、そのうち確認待ちなんてのが過去の遺物になってくれると嬉しいですね。


2016年1月16日土曜日

CryptsyがGox確定?詐欺か盗難か、今後の動向に注目


出金停止、事務所夜逃げと続いて、どう見ても詐欺確定と思われるCryptsyですが、ブログに何が起きていたかという申し開きがアップされています。

What's Happening at Cryptsy?


Cryptsyの主張

記事によると、Lucky7Coinのウォレットにバックドアが仕込まれていて、ハッキングの被害にあったそうです。
ビットコインとライトコインを盗まれ、被害額は以下のとおりです。
13,000BTC
300,000LTC

現在の相場で6~7億円相当といったところでしょうか。
盗まれたのは2014の夏ごろのようです。

Cryptsyは今後取りうる選択肢として以下の3つを考えているという事です。

1.サイトを閉じて破産する。
2.誰かがCryptsyを買い取って運営する。
3.どうにかして盗まれたビットコインを取り戻せたら支払いに応じる。


本当に盗難されたのか?詐欺の疑惑も

さて、気になるのは本当に盗まれたのかという事です。
マウントゴックスも当初は盗まれたと主張していました。
そして、ハッキングによる盗難はビットコイン界隈においては詐欺師が逃げる時の口上のようなものです。

さらに、CryptsyはMintsyの詐欺にも一枚かんでいました。
盗まれたのではなくて、自ら盗んだ可能性も捨てきれません。

だらだらとサイトを続けているのは、被害者っぽく演出する為でしょうか?
他力本願で自らが負債を負ってまで何とかしようという姿勢が全くありません。

さて、盗難で終わるのか、お約束のように詐欺に発展するのか、今後の動向に注目です。


2016年1月7日木曜日

BitPayがマイクロソフトのブロックチェーンプラットフォームに参加




マイクロソフトのブロックチェーンプラットフォームにBitPayを含め、4つの新しいパートナーが参加することを発表しました。

Azure Blockchain as a Service Update #3 


参加をした4つパートナーは以下になります。

BitPay
世界中の60,000以上の加盟店に対して、ビットコインによる決済処理のサービスを提供している、業界のリーダーです。
ビットコインで支払うと加盟店側は自国通貨で受けとれるので、換金の手間が省けます。
また、ショッピングカートのプラグインやAPI,SDKが用意されているので、BitPayを利用することで比較的容易にビットコインの決済機能を導入する事ができます。

Manifold Technology
Manifold流動性プラットフォーム上で、プライベートブロックチェーンを利用した台帳やポイントプログラムの提供を行います。

LibraTax
ブロックチェーン技術における、会計、報告、税務コンプライアンスの機能を提供しています。

Emercoin
革新的なブロックチェーンサービスを提供しています。



決済、ポイントプログラム、会計・監査、その他ソリューションといった感じでしょうか。
Auzreの動きをみていると、mijinとか出番ないんじゃないかと思いますが、どうなんでしょうかねぇ。


2016年1月1日金曜日

HAPPY NEW YEAR



新年あけましておめでとうございます。
昨年はGAWやBitcoincloudservicesといった大規模詐欺があったり、年末にはブロックチェーン銘柄(笑)が国内の相場を賑やかしたりといろいろと面白い年でした。

さて、2016年はビットコインにとってどんな年になるのでしょうか?
とりあえず、ビットコイン価格がどうなるか、予想をしてみましょう。


2016年のビットコイン価格予想

ズバリ、2016年末のビットコイン価格は750ドルと予想してみます!!
まぁ、あまり根拠はないのですが(笑)

さて、価格を予想するにあたり、一番大きなイベントは7月頃に予定されているビットコインの半減期です。
Litecoinのケースを参考にすると半減期を前にして、ビットコインを購入しようという動きが大きくなり、価格上昇が予想されます。
少なくとも現在の1.5倍程度、600ドル台まで上がるのではないかと思います。

その後、熱が冷めると共に500ドル台へと低下し、今年同様年末に向けて再度上昇をはじめ、最終的には750ドル前後で収まるのではないかと考えています。

半減期以外にも政情不安による、法定通貨への不安感からビットコインが買われたり、普及が進むことで、需要に対して供給が不足気味となり、価格が上昇していくと考えていますので、大きな流れとしては価格上昇へと向かうと予想しています。


日本での普及はイマイチですが、海外では低コストで素早い国際送金の手段としての利用の拡大や、ビットコインのATM増加など、着々と普及が進んでいます。
今年の後半には店頭でもビットコインが利用できる店がかなり増えるのではないでしょうか。

もしかしたら、海外旅行にはクレジットカードとビットコインでOKなんて時代が早々にやってくるかもしれませんね。